マスク不足対応のために布マスクを作ってみた結果、
男子で洋裁を愉しむという人が増えた、なんて話を聞きました。
ふぅん、珍しい、って思った私のコレはちょっとした差別意識ですよね(苦笑)
ってことは、●●男子、●●女子 っていう言葉自体、差別前提だわ…苦笑
よくよく考えると祖父はテーラーで、日本の洋裁男子の走りだというのに!
祖父に聞いてみればよかったなぁ、
どうしてテーラーという職業を選んだの?って。
この職業は明治生まれにとっては先進的だったのじゃないかしら。
ソーイングビーというNHK Eテレで放映している番組を毎週楽しみにしています。
wikiによると
事前オーディションで選考されたアマチュア裁縫家たちが、
毎週与えられるテーマに沿った縫製技術や出来栄えを競い合って
勝ち抜いていく「裁縫バトル」番組。
「洋服」というものが作られていく数々の工程、
出演者が毎回苦労している様子、
少しばかりの洋服に関する歴史情報、
改めて知ることが多くて、
何気なく着ているスーツ一着でもこんなにたくさんの配慮や技があるのだなぁって、大事に使わなくっちゃねって思えます。
テーマによって得手不得手があり、
前回あーあな出来だった人が次の回で素晴らしい作品を作ったり、
とても堅実な作品とアイデア満載な作品とが同じテーマに並んだりと
凸凹があるところがリアル。
そして何より出演者の皆さんが勝ち進むごとにどんどんと仲良くなって、
「ねぇ、これってどうしたらいいの?やったことある?」
「あぁこれはね、こうすればいいのよ!」
みたいな教え合う場面が頻繁に出てくるんですよね。
談話しているシーンでも自分以外の出演者を下げたり
罵倒したりという言葉は一つもなくて、安心して見ていられる。
原語で視聴できる能力がないので翻訳でよいように変更されているのかもしれないですけれども、そんなところになんだかほっとするのです。
このソーイングビーでも今やっているシーズンには最初2名の男性が。
(この番組はコロナ前に制作されたものですが)
割と早くに脱落してしまったのが残念です。
彼らはいい意味で拘りが強かったから、凸凹の幅が大きかったのが敗因でもあり、
みていて面白い点でもありました。
昨日は「ミシン男子」というこれはNHKが作った番組が放映されたのですが、
こちらには、あぁ、こんな風にこだわるんだ、って思うシーンがたくさんあって、
とても真剣で、とても楽しそうに苦しんでいて
(と書くと矛盾があるのですが、なんというのか悩んでいることすら楽しそうだった)
それこそジェンダーなんてどうでもよくて
「好きなことはスキ!って大声て叫べばよくて、やりたいことをやったっていいのかな」
って素直に思えました。
いろいろと、縛られちゃいかんのね。
・・・ってことを思ったからではないのですが。
今月から食材の宅配を始めてみました。
(なんかすごーく話が飛んでますね、すみません)
自分でスーパーで買ってくるほうが安上りだと今まで敬遠していたのですが、
二つの思惑があったからです。
一つはコロナ対策。
もしも私がコロナに罹患して自宅待機になったら、
親戚は少ないし遠いし、近所に親しい友人はいない(いても介護していたりで頼るのは申し訳ない)しで、食材の確保が難しいと思ったから。
もう一つは、子どもたちに料理を仕込んでおこうと思ったから。
本当なら「いつもの晩御飯」のときに一緒に調理場に立って教えたらよいのだろうけれど
20歳前後はハハにあれこれ指図されるのはイヤなんだろうな、って思うし
仕事や介護しながらの調理でバタバタしていて初心者に手取足取りをするだけの余裕がないし
けれど「やってよー」というだけでは、しり込みしちゃってるし。
それで、考えた。
うちのコたちはみな理系で「設計図」とか「実験」とかは大好きな気質。
宅配食材の中には「レシピ」とそのレシピを作る材料すべてをまとめてお送りします、みたいな食材キットがあって、それをポイと渡してみたのですよ。
「これ、やってみない?」
見事にはまった(笑)
そう考えると、料理って台所でだけするもんじゃないのですよね。
献立考えて、買い物行ってきてっていう準備も料理のうち。
そして、ここがなかなかにヤツらには高いハードルらしい。
マスクきっかけでソーイングに目覚める男子がいるのと同じで
入り口なんて何が始まりでもいいのよね。
とりあえず台所の中の作業だけでもできるようになれば、
この先はその作業に何が必要かを想像することもできるようになるでしょう。
料理教室に通わせたと思えば、そんなに高くもない教材費、かな、失敗も少なそうだし(苦笑)
春休み中、私が夕方シフトの仕事に出ている日には作ってもらうことにしました。
少しずつ。
出来ることを増やす方向に仕向けてあげなくては。
大げさだけれどもこれから先、機嫌よく生きてゆくためには、
必要なことなのだと思うから。
男子で洋裁を愉しむという人が増えた、なんて話を聞きました。
ふぅん、珍しい、って思った私のコレはちょっとした差別意識ですよね(苦笑)
ってことは、●●男子、●●女子 っていう言葉自体、差別前提だわ…苦笑
よくよく考えると祖父はテーラーで、日本の洋裁男子の走りだというのに!
祖父に聞いてみればよかったなぁ、
どうしてテーラーという職業を選んだの?って。
この職業は明治生まれにとっては先進的だったのじゃないかしら。
ソーイングビーというNHK Eテレで放映している番組を毎週楽しみにしています。
wikiによると
事前オーディションで選考されたアマチュア裁縫家たちが、
毎週与えられるテーマに沿った縫製技術や出来栄えを競い合って
勝ち抜いていく「裁縫バトル」番組。
「洋服」というものが作られていく数々の工程、
出演者が毎回苦労している様子、
少しばかりの洋服に関する歴史情報、
改めて知ることが多くて、
何気なく着ているスーツ一着でもこんなにたくさんの配慮や技があるのだなぁって、大事に使わなくっちゃねって思えます。
テーマによって得手不得手があり、
前回あーあな出来だった人が次の回で素晴らしい作品を作ったり、
とても堅実な作品とアイデア満載な作品とが同じテーマに並んだりと
凸凹があるところがリアル。
そして何より出演者の皆さんが勝ち進むごとにどんどんと仲良くなって、
「ねぇ、これってどうしたらいいの?やったことある?」
「あぁこれはね、こうすればいいのよ!」
みたいな教え合う場面が頻繁に出てくるんですよね。
談話しているシーンでも自分以外の出演者を下げたり
罵倒したりという言葉は一つもなくて、安心して見ていられる。
原語で視聴できる能力がないので翻訳でよいように変更されているのかもしれないですけれども、そんなところになんだかほっとするのです。
このソーイングビーでも今やっているシーズンには最初2名の男性が。
(この番組はコロナ前に制作されたものですが)
割と早くに脱落してしまったのが残念です。
彼らはいい意味で拘りが強かったから、凸凹の幅が大きかったのが敗因でもあり、
みていて面白い点でもありました。
昨日は「ミシン男子」というこれはNHKが作った番組が放映されたのですが、
こちらには、あぁ、こんな風にこだわるんだ、って思うシーンがたくさんあって、
とても真剣で、とても楽しそうに苦しんでいて
(と書くと矛盾があるのですが、なんというのか悩んでいることすら楽しそうだった)
それこそジェンダーなんてどうでもよくて
「好きなことはスキ!って大声て叫べばよくて、やりたいことをやったっていいのかな」
って素直に思えました。
いろいろと、縛られちゃいかんのね。
・・・ってことを思ったからではないのですが。
今月から食材の宅配を始めてみました。
(なんかすごーく話が飛んでますね、すみません)
自分でスーパーで買ってくるほうが安上りだと今まで敬遠していたのですが、
二つの思惑があったからです。
一つはコロナ対策。
もしも私がコロナに罹患して自宅待機になったら、
親戚は少ないし遠いし、近所に親しい友人はいない(いても介護していたりで頼るのは申し訳ない)しで、食材の確保が難しいと思ったから。
もう一つは、子どもたちに料理を仕込んでおこうと思ったから。
本当なら「いつもの晩御飯」のときに一緒に調理場に立って教えたらよいのだろうけれど
20歳前後はハハにあれこれ指図されるのはイヤなんだろうな、って思うし
仕事や介護しながらの調理でバタバタしていて初心者に手取足取りをするだけの余裕がないし
けれど「やってよー」というだけでは、しり込みしちゃってるし。
それで、考えた。
うちのコたちはみな理系で「設計図」とか「実験」とかは大好きな気質。
宅配食材の中には「レシピ」とそのレシピを作る材料すべてをまとめてお送りします、みたいな食材キットがあって、それをポイと渡してみたのですよ。
「これ、やってみない?」
見事にはまった(笑)
そう考えると、料理って台所でだけするもんじゃないのですよね。
献立考えて、買い物行ってきてっていう準備も料理のうち。
そして、ここがなかなかにヤツらには高いハードルらしい。
マスクきっかけでソーイングに目覚める男子がいるのと同じで
入り口なんて何が始まりでもいいのよね。
とりあえず台所の中の作業だけでもできるようになれば、
この先はその作業に何が必要かを想像することもできるようになるでしょう。
料理教室に通わせたと思えば、そんなに高くもない教材費、かな、失敗も少なそうだし(苦笑)
春休み中、私が夕方シフトの仕事に出ている日には作ってもらうことにしました。
少しずつ。
出来ることを増やす方向に仕向けてあげなくては。
大げさだけれどもこれから先、機嫌よく生きてゆくためには、
必要なことなのだと思うから。
コメント
男女の生物学的な差は別として、同じ人間として「男だから、女だから」は関係無い、得意なこと、好きなことをすればいいのだと思います。
だって私、家を出るまで炊事なんてやったことなかった。♀のはずだけどな?(笑)
実母が台所は主婦の城だと思うタイプだったことも手伝ってると思うけど、
私は教えてもらうのではなく、やったことに対して否定されることが続いたので
嫌になり遠ざかった。でも、一人で生活を始めたら、できた。(上手下手は別問題)
教えてもらえなくても習ったことがなくても、なんとなくできたのは、
「見ていた」からだと思うのです。
ねこってさんの息子さんたちも、実際に立ったことはなくても、
説明書の助けがあるにしても、「見ていた」ことが土台になってると思うのよ。
大人数分の炊事裁きをしてきたカーチャンがお手本だから、すぐに上達しちゃうわ、きっと(笑)
ニホンは女性が専門職に就くこと自体を普通ではないこととして扱ってきた歴史が深いですよねぇ。
逆に男性保育士に対する偏見のような男性に対する差別もなくさないとですよね。
そういえば以前の冬季オリンピックのスキージャンプのスタート地点で、北欧の国のコーチが編み物してましたよね、あれはたぶん男性。それを違和感なく「心の安寧のために」全世界に放映される場でやっちゃえるのが素晴らしい。
ホント、好きな事をすればよいのだなぁと思えるようになりました。
ただ、そう思うためにも、環境や状況が大事だなぁ、とも。
もりのいずみさま
こちらからご挨拶すべきところなのにわざわざのご訪問いただき痛み入ります。
以前ありすさんの日記でコメント頂いて、なんどか日記拝読させて頂きました。
こちらこそよろしくお願いいたします。
で・・・例のアボガド炊き込みご飯、あれから作ってみたのですよ。
茅乃舎まで買いに行くのはためらって、まるさん「振り出し」を使いました。
それなりに美味しかったですが、別にアボガドじゃなくても・・・って思いました(笑)
アボカドだったらしらすじゃなくてツナのほうが好きかもしれない、とも。
作る時にレシピがわからなくてググってみたんです。
すると、味付けが茅乃舎ではなく佃煮を利用というものが最初にHITしました。
「ごはんですよ!」を入れてもよいのかもしれないです。
↑これをいれて厚焼き玉子作るのが好きで、我が家では常備品です(^_^)
みいちゃん
そういえば私もお菓子は作ってたけど料理は習ったことないなぁ…(苦笑)
「食べる」ことを大事に思っていたら、たぶんなんとかできるんだと思います。
昔と違って、ネットにレシピも動画もいっぱいあるのだものね。
実は現在「お昼ごはんは作りません」宣言をしていて、
不在のお昼は自分で手配しなさい、冷蔵庫の中のもの使ってもいいから!って言ってあるのですが
せいぜい少しだけ野菜を入れたインスタントラーメン(袋)を作るか、
スーパーでカップ麺買ってくるかしかしてないみたいなので、先を案じています。
数年後には家を出る可能性が高いから。
これまで大人数&好き嫌い大王存在&一部素材ばかり腐るほど渡され使わざるを得ない環境だったので、大ざっぱで同じような料理しか出してあげられなくて、幅が狭くて可哀想だったと思うの>うちのコたち
食べたことのないものを作るのはよほど「料理好き」でないとやりたいと思わないよね。
というわけで、少しだけでも助力したいのです。
ははおや業もあと少しで卒業だもの。
ソーイングビーは、前回メンバーの決勝(だったかな)で、男性二人女性一人のときに、年配の女性が型紙が全然理解できない、、、となっていたのを、男性陣が丁寧に教えていたのが印象的でした。勝負はソーイングの技術なんだから一緒に土俵に立とうよ(^_^)v という精神が格好良かったです。
裁縫する男性を珍しい、と思うこと自体は別に問題ないと思うんですよね。実際数が少ないって意味で珍しいとは思うので。ただ、その感情の裏側に「男のくせに」とか「変わってる(変人)」みたいなものが隠れていたら要注意だと思うんですが。そのあたりは、私はねこってさんは全然大丈夫な印象があります(^^)
コメントありがとうございます♪
そうなんですよ、あの「勝負はあるのだけれども仲間」っぽい雰囲気、好き。
しかし本当に得意な方々は決められたあの短い時間の内に、あれだけのものを作ってしまうのですねー。いつも驚かされています。
そうか、なるほど。「珍しい」は「多数派ではない」という事実だから別によいのですね。勉強になります。でも切り分けが難しいなぁ・・・。
例えば、知人(女性)に飛行機好きがいて戦闘機などにもやたら詳しいの。彼女は変人だと当人も友人たちも評しています。でも、あんなに詳しくてスゴいよねってリスペクトも一緒にある。だから友人間では偏見している感はないけれど、そこまで伝えないと「差別」と受け止める相手もいるのだろうな、ってことですよね。
言葉を受ける側のスタンスで、どうとでもなる問題なのかも。
「変人」「・・・のくせに」は個人的な集まり以外では口にしない方が無難ってことは今回よく分かりました。
最近「喋る」っていう行動には、とても技術が必要になっていると思います。