いんじゅんしゅうきゅう:昔からのやり方を守って改めようとしないこと
書くことと一致するタイトルを思いつけない(苦笑)


家事作業をやっていると、自分の中に小さな決まり事がたくさんできるように思います。
それは学校で習うものではなく、
マニュアルがあるものでもなく、
あえていうなら母や姑からの口伝的な何かだったり・・・

・・・いや、最近は、整理整頓のカリスマがマニュアル出しているのか(笑)

もちろん私の中にもあれこれと。
例えばシンクで使うスポンジ。
これってみんなどうしているのかしら、って思います。

我が家の場合はよほど汚れない限りは、
シンク台に置いてある食器用洗剤の容器が空になると交換、って
私の中の決まり事があります。
交換後はシンク洗い専用スポンジにしてローリング。

 ちなみに洗剤容器は売っているヤツではなくて
 プッシュ型のボトルに洗剤原液を水で伸ばして入れております。
 1滴でこーんなに洗えちゃいます な洗剤であっても
 ついつい、ぷしゅぷしゅ出して使っちゃうんですよねぇ。
 もったいないのでね、慣れって怖い。

この交換が2個目になったら、レンジフードにかけているカバーの交換。
油ぎとぎとなフィルターをよれよれスポンジで洗って、躊躇なく捨てる。

数年前まで同居していた姑・大姑はモノを大切にする方で
家に入った最初の頃にスポンジを替えようとしたら、え?もう捨てちゃうの?まだ使えるでしょって言われてしまった。
主婦一年生の私には当然基準はまだなくて、え?そんなものなの?って、
それがトラウマになったのでしょう。
スポンジに限らずいろんなもの捨てるということがなかなかできなくなってしまった。

でも、こうする、って自分で指標ができたら、すごく心がらくちんです。
てか、こう決めでもしないとレンジフードの掃除をすぐにサボっちゃう私(苦笑)
取り決めに縛られすぎるのもどうかと思うけれど、
とにかくサボる人なので、決め事でもないと面倒ごとからは逃れたくなってしまうので、こういうやり方は私に向いているみたいです。


コロナ禍の下、給付金で何か買おうって思ったのですが、
しかしコレというものもないなぁ、と。
しかし、あ、そうだ、これが困っていたぞと思いついたのは「包丁」

同居前提の結婚だったから、包丁はあるから持ってくるな、と言われ、
だから手元にあるのは、姑から与えられたものでした。
しかもこれ、義弟が下宿時代に使っていたヤツとのことで(苦笑)

使い方が悪いのかもしれないし、
もっと研いであげたらよいのかもしれないけれども
なにせ切れ味が悪い。
鶏肉なんぞはまな板にごしごしごし・・・ってしないと切れない。
(「切断」じゃなくて「擦り切る」、刃ではなく石斧の使い方に近いヤツ)

なので、県内にある刃物で有名な街の鍛冶屋さん直営所まで出向いて
(自家用車利用ドアtoドア1時間は三密ではないのよ)
吟味したうえで、牛刀を買ってきました。
ええ、スーパーでは売っていない価格の代物ですわよ♪
ダマスカス模様が美麗に入った素敵な一品。
でも後悔はしておらず・・・なにせ、青ネギがすぱすぱ切れますから!
ああ、心地よい!

せっかく良いものを買ったので、ちゃんとお手入れしてあげようと
入っていた手入の手引きを熟読したらば。

面白いことが書いてありました。

「錆が心配になったら、クリームクレンザーで研磨してください」

!!!

あの、シンク洗いの白い液体ですよね?
確かにあれは金属の曇りを綺麗にしてくれる・・・
そうか、あれ、包丁に使ってもよいのか!

ということは・・・鉄鍋に使ってもよいのでしょうか?
鉄製のスキレットの一つに赤さびが出てしまって、
あー、紙やすり買ってこないとダメだなぁって思っていたのだけれど、
クレンザーで落として、手入ってできるんじゃないの?

というわけで、
昨日、クレンザーで赤さびを落として焼き入れて油塗りました。
ダメなら何度か繰り返してみる。
これでできるのならすべてのお手入れ、ラクになるなぁ。

確かにおばあちゃんの知恵にも大事なこと、詰まってますけれど、
新しいものも柔軟に取り入れないとね♪


コメント

まるこ
2020年8月28日10:30

おはようございます。
ねこってさんの日記のタイトルの四字熟語。
私はこれを「ほほう!」と感心しながら膝を叩き、勉強しております。
いつもありがとうございます。
私はご存知の通り強迫性障害ですので、自分ルールとか、マニュアルがかなり綿密に存在します。皆さん私の生活ぶりを見たらきっと「どうかしている!!」とおっしゃるでしょう。例えば、キッチンの調理台の拭き方。縦に16回横に16回をワンセットで3回とか、水道の蛇口の独特のルールのがあって、失敗すると最初からやり直しと言う厄介な事が事細かなに多岐に渡って存在します。特にお線香をあげるとか、神棚を拝むとか「馬鹿じゃないの??」と言うような作法を勝手に決めて、瞬きしたからやり直し…なんて調子で大汗かいています。
スポンジは見た感じでちょっと毛羽立ってきたら即交換です。なので5個セットの豚さん柄のスポンジをストックしています。何をやってもうまくルール通り出来ない時は、この病的な確認行為や強迫行為がなければもっとスマートに人生を謳歌できるのに!!と涙します。ちょっと私の場合拘りが極端ですから参考にならないですね…^^;

包丁!良いお品をお買い求めになったのですね!!
そうなんです。切れ味が良いと小気味良いですよね。
私の包丁は祖母が奮発して嫁入りの時買ってもらったものを使っています。
一度自分で研いだら全然切れなくなり、大慌てで研ぎ屋さんへ持ち込み、息を吹き返しました。最近私が雑に使いちょっと刃こぼれが…。
また研ぎ屋さんに持って行かねばなりません。

錆にはクレンザーが良いんですね??そのあと油??
初めて聞きました。
是非参考のさせていただきます。
ねこってさんからは教えて頂く事ばかりです。
ありがとうございます。

みい
2020年8月28日11:45

今のお部屋は、実家から出て一人暮らしを始めた部屋だったのだけれど、
母がここぞとばかりに「巣作り」に精を出してくれたおかげで、
私はいらない…と思われるものがいくつか存在しています。
また、そういうものに限って頑丈で壊れない、長いお付き合いorz
自分好みのものを手に入れると、満たされますよねぇ。

包丁いいな~、私の人間関係(悪縁)も切り刻んでー(=゚ω゚)ノ

アミ
2020年8月28日13:53

新しい包丁。 いいなぁ~♬
でも、私のも、結構、いい品。 父がいなくなってから、自分で研いでるけれど、
すぐに切れなくなる。 トマトで分かるよね~。
毎日、心を込めて研いでます。
でも、新しいのも欲しいなぁ~❣

マダムM
2020年8月28日16:01

マイルール、結構ありますよ。洗顔用のスポンジとかは新しい洗顔料を開ける時、変えます。洗濯物を干す時の順番とか、他人から見たらどうでもいいルールがそれなりに沢山あります(^O^)本人としては、合理的に家事をこなすものであると!
私は「木屋」の包丁を使っています。普段はステンレスで、鋼のは手にぴったりで使い易いけどお高いので、つい勿体なく使っていません・・・この方が勿体無いですね、使わなくては(苦笑)

ありす
2020年8月29日9:45

結婚したときは、菊秀の包丁でした。今、どうなってるのかなー。柄を取り替えたいんですがね。スキレット、キレイになったらオイリングすると錆びませんよ。中華鍋みたくね。

ねこって
2020年8月29日12:13

包丁、みなさま良いものをお使いなのですね。
そうよねぇ、ほぼ毎日使うものなのだもの、いいもの使ってもお釣りが来ますよね。
大学1年生男子にちょこっと持たせたもののおさがりをずっと使っていた私、
頑張って我慢したんだなぁ(笑)
でもその包丁だって研屋に出したらそれなりに切れるようにはなるのですよ。
日本の包丁はすごいですよね。(100均のでも最初はかなり切れるって、ほんまかなー)

いやしかし!
今まで「筆」のせいで上手に字が書けないと堂々と言えたけれど、これからは言えないぞ(苦笑)


まるこさま

四字熟語・・・自分の中にあるものはそんなになくて
書きたい題材を選んだらあとはググってみたりもしています。
故事成語、探すのも楽しいものです。

取り決めってジンクスめいたものですね。ちょっとでも狂うと落ち着かない。
人がどうこう言おうと、ご自身が疲れ果てるのでなければ、よいのじゃないかしら。
いやしかし、まるこさんちって、きっとぴっかぴかなんだろうなぁ!素敵!

あ、油敷くのは「スキレット=鉄鍋」ですよ、念のために追加で書きます。
包丁は丁寧に水分を切って拭き取ってからの保存が一番よろしい、と説明書にはありました♪


みいちゃん

あー・・・
同居時代の友人に
嫁入り道具をすべて勝手に義親に配置させられて生活させられたのが嫌でたまらなくて、
実権を握った?今、その配置にだけは絶対家具を置かない!
と鼻息荒く仰る方がおられましたよ・・・

新しい生活に「手伝いしたい」という気持ちは痛いほど分かるけれども
生活のあれこれは最低限以外は自分で決めさせてあげる方がよいのだなぁと
その話を聞いて深く心に刻みました。

みいちゃんの悪縁は、牛刀程度じゃ切れないのかも(爆!)
そうね、斬鉄剣か長谷部にでもへし切ってもらおうか。


アミさま

トマト、そうですそうです。
丸まった包丁だと刃先がつるん、て逃げるんですよねぇ。
新しいものは、すっぱーんと入ります。
いやはや、同じ「包丁」を名乗らすのは申し訳ないくらいに違います。

きちんと毎日研がれているのですね。
簡易研ぎ機でシュッシュを週に2~3回くらいしかしておらずです。
毎日研いだら長持ちしてくれるかしら?
しかし不器用なので、却って切れ味悪くしてしまいそうでちょっと怖いのですよねぇ。


マダムMさま

うふふ、皆さまやっぱりルールを持っておられるのですね、ちょっぴり安心。

自分ルールでは過ごせない環境に20年以上いたもので、
自分で作った決まり事の中での生活がこんなに心落ち着くものだとは、目から鱗でした。
そういうのもストレスになっちゃうのですね、きっと。

木屋ですか、流石江戸っ子ですね!
関西で有名なのは堺で、でも今回は地場産業に貢献できたらいいなぁって気持ちも込めて、
もう少し家から近い産地にて入手しました。

鋼の包丁、あのしっとりした重みは大好きなのですが、錆対策が・・・
というわけで今回はステンレス鋼にしました。
確かにお道具は使ってなんぼ、ですよね!


ありすさま

私が買ったところでは、別所の打った包丁でも柄の取り換え取替えできますよ、と仰ってましたよ!
ただ取り替え後の持ち手は選べなくて、見た目は和包丁になっちゃうみたいです。
私の購入場所、ありすさんちからも近いはず。車で1時間以内で行けるのでは?

そうそう、お礼油! いつもそれなりに塗るんですけれども、
食後ばたばたしてさっさと洗わなかったツケが来ちゃったのです。
さび落とししてちゃんと油膜を作るように躾けなおししなくちゃ。
でもそれもまた楽しかったり♪

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