ひょうりいったい

表裏一体　表と裏、まったく違うように見えて、実は同じものだったり・・・という意味・・・であってる？？


台風が東から西に移動、、、なんというか、もう何がなんだか、
この夏は何が起きてもおかしくないぞ、なんてふと思います。


先ほどニュースを見ていたら、
「完全失業率が上がりました」
なのに、
「有効求人倍率が高水準です」
この２つが一緒に成り立つ事実って何？
単純に考えると、失業していて、かつ、求人に応募できない人が増えた、ってことですかね？

そんな中で、
ＬＧＢＴには「生産性」がないから、不妊・妊婦関係の予算より先にＬＧＢＴ対策するのはねー、という発言が政治家から発せられ

この発言、全文を読んでいないからなんとも言えないのですが、
この部分だけ切り取るとホントなんだかね、という気持ちで不愉快。

確かに民主主義の基本は多数決。
でも、少人数の意見も聴きとる姿勢も大事、なのですよねぇ？
「大多数がそう思っているんだからそういう政治しか考えません！」
ある意味これだって独善的で、この判断が一方的であるならば、
独裁に通じるものもあるのかも？
・・・つまりは民主主義ではないのでは、それは。

ＬＧＢＴの皆さんには「生産性はある」のでは。
「子をなす」という意味ではないのだとしても。
子ども関係でいえば養子取って育てるというのだって生産性でしょうに。
けれども、その生産性を妨げるのは社会的にある「差別」なのかもしれなくて、それを排除するのに社会の援助が必要ならば、それは政治の役目だと思う。
一方、不妊治療中の方は「子どもを産みたい」という気持ちと「産めるかもしれない」という希望をもっておられ、それは医学をもってすれば叶うかもしれない、ならばそこは費用援助して差し上げたい、それもまた政治の役目。
そうして結果として出生率上がれば社会とすればwin＆winですものね。

この議員さんが、差別排除よりも出産率を上げる活動に力を入れるべきと考えるのならそれはそれで正しい、でも言い方間違ったよねー。

「子どもを産む」ことだけを生産性と評したのなら論外だし
また、何かを為しえることを「政治的に救う価値」とみなすのも問題
しかも、即日的な「為す」しかとらえることをしないのなら、政治家の適正としてどうよ…。

これから「かつてあった生産性をなくしてしまった人たち」＝高齢者が大多数を占めるこの国なのにねぇ。

子どもを産むことを「生産性」とするならば
中絶しちゃう人は生産性拒否ってことで、悪になるよね？
じゃ、もっとそうしないような社会にしないとダメでしょ？
中絶者の理由と、それを根治するような調査はこの人、やってる？
出生前診断で障害アリと判断されたら、生産性のない人を生むなということで排除なの？
つまり、高齢者出産で障害児出産割合が高くなるというのは周知の事実なんだから
そうなると不妊治療の限界年齢はもっと引き下げないとダメなのでは？
ってことは、不妊治療補助を優先ってことからは離れてしまわない？
更に、女性の社会進出が必須、なんて言っているけれど、社会進出し始める時期が出産適齢期なのに、それにしてはあまりにも出産育児に社会はキビシイよねぇ、そこはどうなのよ？
なんか、そんなところまでぐーるぐると考えてしまうわけですが。
なんだか二律背反だらけですねぇ。

ええ、今の私、ヒマ人です、
生産性ないですから、私も生きている価値なしなのかもしれないよね。
・・・と考えるとメゲそうです、申し訳なくて。
高齢の皆さまでもこのニュース見て、同じような感情を持たれる方おられるのじゃ？と思うと、この発言の罪は重そうです。