びみょーにちがうとムズがゆい
2016年12月17日 日常 コメント (2)朝ドラ、ダメかも~と言っていた割にはずっと見てます(苦笑)
先ほど初めて、他の方の評判をざらっと見たのですが、
「暗い」とか「もたつく主人公にいらいら」なんて言葉があって、
うーん、私はそれほどでもない。
後ろ向きグジグジ一方というのではないから、気にならないみたい。
逆に、ん、まぁ確かにこういうコはいるわね、みたいな感じで見守っている風です。
ただ、主人公の夫には多少イラつく(苦笑)
家に帰って子どもと嫁がいなかったら「まず怒鳴る」ってあぁた・・・。
うっわー、こんな人間、絶対キライって思っちゃったもんなぁ。
まぁ、あの年代のダンナ様ってああいう人も多かったのかもとも思えますが、
好意的に感情移入はできないなぁ。
けれど、意外と「ほぉ」と思ってしまうのは、
エキストラだとか、主役たち以外が動く画面の作り方、ですね。
闇市であったり、市中商店街のお店の中であったり、
そういうところでの主役級のアップの後ろに
窓越しにちゃんと通行人がいたり、しゃがみこんでいる靴磨きの少年がいたり、
さもありなんという風景がキチンと写り込んでいるんです。
安物のTVドラマだと割愛されちゃう、
相当に細かい画面作りをしているなぁという印象があります。
脚本に関しても、展開がトロいと不評な方もおられるようでしたが、
私、実は逆の印象を持ったんですよねぇ。
というのは、前作「とと姉」のときの脚本はとにもかくにも、
一週間という期間に縛られすぎていたような気がするんです。
妹の恋愛事が起きた週はその恋愛事に終始してた、月曜から土曜まで。
でも「べっぴんさん」では、主人公友人Aが主役になって子育て悩みが始まったと思ったら
翌日にはある程度の解決を見て、水曜には主役が友人Bに代わっていたりする。
確かにその週は「子育て」という軸があるのだけれども、視点が違うものだから、
同じストーリーを水増しして見せられている感があまりない。
TV視聴をしそうな子育て中主婦だとか、子育て卒業後の主婦だとか
どちらからも「ああ、そういうのありがち!」と思いそうな
雰囲気や状態の違う家庭3つ+明美さんという独身女性、
バリキャリ風のゆりさん、と5種類の女性が主役級なので
子育て・嫁姑、家庭のありかたの悩みも、いろんなパターンを網羅できる
それは脚本家的には美味しいところなんじゃない?って感じがします。
・・・夫族のパターンについても、ね。
というわけで、比較的に好意的に見てはいるのですが。
関西言葉ネイティブなのでね、やはり、言葉遣いにはムズがゆさを感じています。
主人公じゃないけれど、毎朝見る都度、
「なんかなぁ・・・なんかなぁ・・・」
って感じがしております、違うねんって、言葉のニュアンスが。
まず語りの菅野美穂。
あれにも・・・方言の指導、入ってるのですよねぇ?
何を指導しているんだろ??何語だ、あれ?
あれはね、関西弁とはまったく違いすぎる。
大阪コトバでもないし、神戸コトバでもない。
いっそ標準語で語ったほうがすっきりとしていてよいのに、と思ってしまうほど。
てか、玉緒サンに代わったらどうかな、京都弁ネイティブで絶対的な安定感(笑)
あと、主人公とそのご友人たち3人。
そちらの台詞は、まぁそれなりに頑張ってるわね、と許容範囲なのですが、
しかしあれは、台本が悪い、脚本家と、それを修正する方言指導が
神戸弁を知らなさすぎるのだと思うのですよ。
「だから、キアリス辞めさせて下さい」
・・・神戸っ子ならそう言わないってば。
「せやから。キアリス、辞めさせてください」
辞めさせてんか(これは大阪コトバ 神戸だと「辞めさせて欲しいねん」かな) だと、
相手を見下してる雰囲気の言葉遣いになっちゃうけれど、
せやから、は話し言葉とはいえ、砕け過ぎたコトバではないから、
相手に対してへりくだるときに会話に出てきてもおかしい語句ではないのですよ。
方言には方言の敬語と常語があるのだから、
そのポイントになる地方言葉を一つ使うだけで、雰囲気がグンとそれっぽくなるのに。
しかし、そういう細かいニュアンスがわかってないんだよなー、って思う。
とはいえ、あまりにも忠実に方言再現しちゃうと、
「え?今の何言ってるんだかわからない??」と
字幕スーパーが必要になっちゃうのかもしれないですけれども。
今日の放映分でも、谷村美月さんといしのようこさんだけが、
あぁ、関西やね、
という雰囲気を纏ってる言葉遣い。
・・・と思ったらお二方は大阪・兵庫のご出身だったのですね、なるほど。
生まれたときから10代半ばまで耳にしているイントネーションっていうのは
その後どこで生活しようと無くしようがないのだな、とナットクいたしました。
いっそのこと、三倉茉奈ちゃんに「生きた関西弁」で口述してもらって
台本をそれっぽく変えてもらったらどうかしらね?
出演者なんだし年齢も近いから、わかりやすく、女性が使う神戸コトバに変換してくれそうに思うのだけれど?
(紅葉さんのも関西弁だけれども京都よりで神戸コトバという印象が低い。
他の地域の人にはわかりにくいかもしれないけれど、
京都・神戸・大阪の関西弁は同じ関西弁というくくりにされても、
地元民には全然別物だし、敬語の種類も違っていたりするんです。
近江地方は京都弁よりなので、紅葉さんや玉緒さんの言葉はまったく違和感ありません)
先ほど初めて、他の方の評判をざらっと見たのですが、
「暗い」とか「もたつく主人公にいらいら」なんて言葉があって、
うーん、私はそれほどでもない。
後ろ向きグジグジ一方というのではないから、気にならないみたい。
逆に、ん、まぁ確かにこういうコはいるわね、みたいな感じで見守っている風です。
ただ、主人公の夫には多少イラつく(苦笑)
家に帰って子どもと嫁がいなかったら「まず怒鳴る」ってあぁた・・・。
うっわー、こんな人間、絶対キライって思っちゃったもんなぁ。
まぁ、あの年代のダンナ様ってああいう人も多かったのかもとも思えますが、
好意的に感情移入はできないなぁ。
けれど、意外と「ほぉ」と思ってしまうのは、
エキストラだとか、主役たち以外が動く画面の作り方、ですね。
闇市であったり、市中商店街のお店の中であったり、
そういうところでの主役級のアップの後ろに
窓越しにちゃんと通行人がいたり、しゃがみこんでいる靴磨きの少年がいたり、
さもありなんという風景がキチンと写り込んでいるんです。
安物のTVドラマだと割愛されちゃう、
相当に細かい画面作りをしているなぁという印象があります。
脚本に関しても、展開がトロいと不評な方もおられるようでしたが、
私、実は逆の印象を持ったんですよねぇ。
というのは、前作「とと姉」のときの脚本はとにもかくにも、
一週間という期間に縛られすぎていたような気がするんです。
妹の恋愛事が起きた週はその恋愛事に終始してた、月曜から土曜まで。
でも「べっぴんさん」では、主人公友人Aが主役になって子育て悩みが始まったと思ったら
翌日にはある程度の解決を見て、水曜には主役が友人Bに代わっていたりする。
確かにその週は「子育て」という軸があるのだけれども、視点が違うものだから、
同じストーリーを水増しして見せられている感があまりない。
TV視聴をしそうな子育て中主婦だとか、子育て卒業後の主婦だとか
どちらからも「ああ、そういうのありがち!」と思いそうな
雰囲気や状態の違う家庭3つ+明美さんという独身女性、
バリキャリ風のゆりさん、と5種類の女性が主役級なので
子育て・嫁姑、家庭のありかたの悩みも、いろんなパターンを網羅できる
それは脚本家的には美味しいところなんじゃない?って感じがします。
・・・夫族のパターンについても、ね。
というわけで、比較的に好意的に見てはいるのですが。
関西言葉ネイティブなのでね、やはり、言葉遣いにはムズがゆさを感じています。
主人公じゃないけれど、毎朝見る都度、
「なんかなぁ・・・なんかなぁ・・・」
って感じがしております、違うねんって、言葉のニュアンスが。
まず語りの菅野美穂。
あれにも・・・方言の指導、入ってるのですよねぇ?
何を指導しているんだろ??何語だ、あれ?
あれはね、関西弁とはまったく違いすぎる。
大阪コトバでもないし、神戸コトバでもない。
いっそ標準語で語ったほうがすっきりとしていてよいのに、と思ってしまうほど。
てか、玉緒サンに代わったらどうかな、京都弁ネイティブで絶対的な安定感(笑)
あと、主人公とそのご友人たち3人。
そちらの台詞は、まぁそれなりに頑張ってるわね、と許容範囲なのですが、
しかしあれは、台本が悪い、脚本家と、それを修正する方言指導が
神戸弁を知らなさすぎるのだと思うのですよ。
「だから、キアリス辞めさせて下さい」
・・・神戸っ子ならそう言わないってば。
「せやから。キアリス、辞めさせてください」
辞めさせてんか(これは大阪コトバ 神戸だと「辞めさせて欲しいねん」かな) だと、
相手を見下してる雰囲気の言葉遣いになっちゃうけれど、
せやから、は話し言葉とはいえ、砕け過ぎたコトバではないから、
相手に対してへりくだるときに会話に出てきてもおかしい語句ではないのですよ。
方言には方言の敬語と常語があるのだから、
そのポイントになる地方言葉を一つ使うだけで、雰囲気がグンとそれっぽくなるのに。
しかし、そういう細かいニュアンスがわかってないんだよなー、って思う。
とはいえ、あまりにも忠実に方言再現しちゃうと、
「え?今の何言ってるんだかわからない??」と
字幕スーパーが必要になっちゃうのかもしれないですけれども。
今日の放映分でも、谷村美月さんといしのようこさんだけが、
あぁ、関西やね、
という雰囲気を纏ってる言葉遣い。
・・・と思ったらお二方は大阪・兵庫のご出身だったのですね、なるほど。
生まれたときから10代半ばまで耳にしているイントネーションっていうのは
その後どこで生活しようと無くしようがないのだな、とナットクいたしました。
いっそのこと、三倉茉奈ちゃんに「生きた関西弁」で口述してもらって
台本をそれっぽく変えてもらったらどうかしらね?
出演者なんだし年齢も近いから、わかりやすく、女性が使う神戸コトバに変換してくれそうに思うのだけれど?
(紅葉さんのも関西弁だけれども京都よりで神戸コトバという印象が低い。
他の地域の人にはわかりにくいかもしれないけれど、
京都・神戸・大阪の関西弁は同じ関西弁というくくりにされても、
地元民には全然別物だし、敬語の種類も違っていたりするんです。
近江地方は京都弁よりなので、紅葉さんや玉緒さんの言葉はまったく違和感ありません)
コメント
言うかなあ?
まあ、冒頭の「悪いねんけど」は全然悪いとは思っていないけど。笑
どういう流れてこの「だから」になったのかわからないけど、
「だから」はきつ過ぎるよね~~~
なので「せやから」と言いますね。
「せやから、キアリス辞めさせてほしいねん」かな??
そうそう、そやねん、そやねん。(あ、これも神戸やったら「せやねん」やんね?)
言う相手がお友だちと考えるなら、涼女さんの言葉が一番しっくり!
ビジネスパートナー相手としたってせいぜい、「せやから、キアリス辞めさせてください」やと思うの。
「だから」、って言わへんよねー。
昨日は「だから」連発やったから、つい書いちゃった、って次第。