野菜が高ぁい・・・
毎日のようにもやしか豆苗買ってます(笑)
で、たまたま「あさいち」見ていたら「冷凍野菜」の特集。
なるほどなぁ、そういうモノを使うという手もあるなぁ、と思いつつみていたら・・・
農家という方からのFAXが読まれる。
「高いからといって生鮮野菜を購入してもらえないと
生産農家は立ち行かない。できれば買って欲しい」
・・・気持ちはわかるんだけれど、聞いた時点では、なるほどそうかとも思ったけれど。
しかし、じっくり考えてみると、ちょっとばかり首をかしげる。
もちろん、売り場にある生鮮野菜が高すぎて売れない、
廃棄またはたたき売り価格になる、というのが困るのは理解できる。
ただし、生産農家って、少なくともJAを通している限り、
箱単位で買い取りされて、その時点で売買の契約終了しているはず。
生鮮品ですから、返品という事態はない契約です。
だから、
「高すぎて売れない」の経済的被害を受けるのは
売り場・・・スーパーであって、生産者じゃないんじゃないかなぁ・・・。
まぁ「高いから仕入れをしません」ってスーパー側が言ってきて、
こういう理由で需要がないので、買い取り価格を下げます、なんて
JAが言ってくるから困ってるというのならそれは意味が通るのね。
けれどそうなってきたのなら、市場価格も下がるはずで、
下がれば購買はされると思うのよ、だってやっぱり生野菜は魅力的だもの。
なんだかなー、ホントに農家発なのかね、あのFAX。
むしろ、台風や地震などで被害を受けなかった地域で、
品薄になっている野菜を生産している土地の方は
例年よりずっと儲かっているんじゃないかな、って気がするんです。
でも、被害を受けた皆さんは、
数か月、一年と手間暇かけた商品がまさに水の泡となってしまって、
予定していた収入があげられず、本当にお困りのことだと思う。
同じ品を作っているもの同志の相互互助とか保険あるのかなぁ、
あったらいいのにね?
そういえば・・・
出荷最盛期、できすぎてしまった野菜を
売りに出さずに土に漉き込む、なんて話が報道されると、
「なんてもったいない!」
「安くしてでも売ってほしい、食べて欲しいと思わないの?」
という意見を聞くけれど。
農家側にも事情があって、それは少なくともJAを通す限り、
野菜を出荷するためには必要コストがさまざまかかっているのだということが
ネックになっているのです。
もちろん作るために買う「苗」だとか育てるための「土」「肥料」
そういう経費もいるのだけれど、それ以上に困るのが、
「配送するのに詰めるために必要な『ダンボール箱』の代金」と
「配送する費用」 が必要で、それが存外高いのよ。
ダンボール箱は新品&指定の品でないと認められなくて、
購入すると1つ何十円~何百円するわけ。
そして配送料も1箱いくらで取られる。
しかも、箱単位の野菜の価格は、「買取側」が決めるのです。
こちらが「この値段で・・・」と交渉するのではなく。
価格は毎日変動制です。
需要と供給のバランスで、そこで調整されているということです。
生産者側が出荷するためにはその価格をまず受け入れなくてはならない。
ダンボール1箱分が2000円で売れるのならば、
配送料が500円、段ボール箱が150円でもペイするけれど、
1箱分の野菜の購買単価が300円、なんて時もあって、
つまり1箱出したら350円分は自腹を切るのです。
しかも、350円の自腹には、苗代・肥料代、
そして収穫する手間賃やずっと世話をしてきた作業の代金は
まったく含まれていない、本当の赤字額はもっと多大だということです。
・・・んな阿呆なこと、何回もやる商売主はいないでしょ、って話です。
農家って個人事業主だもん、当然でしょう?
被ったら自分が食べていけませんやん?
でもねぇ?この実態を知るまで私、
スーパーに並ぶ生野菜の販売価格って、
「生野菜本体の値段」と「生産地からの輸送代」
「スーパーという場所の土地代」「商品の維持管理・販売員などの経費」が
加算され含まれている代物だと思っていたわけです。
絶対、誤解している人多いんじゃないかと思う。
ところが、農家はJAに輸送費を払っている?という事実を知ったとき、
ってことは「販売価格」に含まれている輸送費っていうのは
どっからどこまでのモノなんじゃい?と不思議に思った。
・・・すべて、流通小売業界の経済の内々であるということですね。
箱代・輸送代を負担してくれる小売業があれば農家は喜んで商品出すよ。
だって「美麗な新品の箱」を望んでいるのは、農家じゃないんだもの。
なんでそんなモンに金払わないといけないの?
でもって、最終到着地のスーパーでその箱の扱いってば、
足で解体されてゴミ扱いなんじゃないの?
↑これは実態知らないからそうでなかったらゴメンなさい
何度も書きますが、このモノに対してお金払っているのは「農家」なんです。
少なくとも生産者は、商品が傷まない状況で送れるのならなんでも構わないのに。
リサイクルできねぇのかよ、って思っていますわ、本気で。
誰が必要としているの、美麗な箱。
必要としている人が金を払うべきなんじゃ、と思いますが。
それは、一部贈答品の果物なんかを除いたら、消費者でさえない。
(消費者は、キレイな箱に入れたかったら
『箱代・ラッピング代』払ってでもやってもらうよねぇ?)
意味ねーなぁ、と思います。
だから、
生産者側の「お困り」の相手は
消費者ではなく、流通業界だよね、きっと。
高い野菜代に困っているのは消費者で、
もちろん生産者にも、この品薄時だから高値で卸していて
それも価格に反映されるのは、当然のこととは思うけれども、
そういうことで売れないのなら、
流通の側がもっとふんばって何等かの工夫をしたらいいのにね?
だって彼らは、商品を売ることで、諸費用を回収できる手段があるのだから。
毎日のようにもやしか豆苗買ってます(笑)
で、たまたま「あさいち」見ていたら「冷凍野菜」の特集。
なるほどなぁ、そういうモノを使うという手もあるなぁ、と思いつつみていたら・・・
農家という方からのFAXが読まれる。
「高いからといって生鮮野菜を購入してもらえないと
生産農家は立ち行かない。できれば買って欲しい」
・・・気持ちはわかるんだけれど、聞いた時点では、なるほどそうかとも思ったけれど。
しかし、じっくり考えてみると、ちょっとばかり首をかしげる。
もちろん、売り場にある生鮮野菜が高すぎて売れない、
廃棄またはたたき売り価格になる、というのが困るのは理解できる。
ただし、生産農家って、少なくともJAを通している限り、
箱単位で買い取りされて、その時点で売買の契約終了しているはず。
生鮮品ですから、返品という事態はない契約です。
だから、
「高すぎて売れない」の経済的被害を受けるのは
売り場・・・スーパーであって、生産者じゃないんじゃないかなぁ・・・。
まぁ「高いから仕入れをしません」ってスーパー側が言ってきて、
こういう理由で需要がないので、買い取り価格を下げます、なんて
JAが言ってくるから困ってるというのならそれは意味が通るのね。
けれどそうなってきたのなら、市場価格も下がるはずで、
下がれば購買はされると思うのよ、だってやっぱり生野菜は魅力的だもの。
なんだかなー、ホントに農家発なのかね、あのFAX。
むしろ、台風や地震などで被害を受けなかった地域で、
品薄になっている野菜を生産している土地の方は
例年よりずっと儲かっているんじゃないかな、って気がするんです。
でも、被害を受けた皆さんは、
数か月、一年と手間暇かけた商品がまさに水の泡となってしまって、
予定していた収入があげられず、本当にお困りのことだと思う。
同じ品を作っているもの同志の相互互助とか保険あるのかなぁ、
あったらいいのにね?
そういえば・・・
出荷最盛期、できすぎてしまった野菜を
売りに出さずに土に漉き込む、なんて話が報道されると、
「なんてもったいない!」
「安くしてでも売ってほしい、食べて欲しいと思わないの?」
という意見を聞くけれど。
農家側にも事情があって、それは少なくともJAを通す限り、
野菜を出荷するためには必要コストがさまざまかかっているのだということが
ネックになっているのです。
もちろん作るために買う「苗」だとか育てるための「土」「肥料」
そういう経費もいるのだけれど、それ以上に困るのが、
「配送するのに詰めるために必要な『ダンボール箱』の代金」と
「配送する費用」 が必要で、それが存外高いのよ。
ダンボール箱は新品&指定の品でないと認められなくて、
購入すると1つ何十円~何百円するわけ。
そして配送料も1箱いくらで取られる。
しかも、箱単位の野菜の価格は、「買取側」が決めるのです。
こちらが「この値段で・・・」と交渉するのではなく。
価格は毎日変動制です。
需要と供給のバランスで、そこで調整されているということです。
生産者側が出荷するためにはその価格をまず受け入れなくてはならない。
ダンボール1箱分が2000円で売れるのならば、
配送料が500円、段ボール箱が150円でもペイするけれど、
1箱分の野菜の購買単価が300円、なんて時もあって、
つまり1箱出したら350円分は自腹を切るのです。
しかも、350円の自腹には、苗代・肥料代、
そして収穫する手間賃やずっと世話をしてきた作業の代金は
まったく含まれていない、本当の赤字額はもっと多大だということです。
・・・んな阿呆なこと、何回もやる商売主はいないでしょ、って話です。
農家って個人事業主だもん、当然でしょう?
被ったら自分が食べていけませんやん?
でもねぇ?この実態を知るまで私、
スーパーに並ぶ生野菜の販売価格って、
「生野菜本体の値段」と「生産地からの輸送代」
「スーパーという場所の土地代」「商品の維持管理・販売員などの経費」が
加算され含まれている代物だと思っていたわけです。
絶対、誤解している人多いんじゃないかと思う。
ところが、農家はJAに輸送費を払っている?という事実を知ったとき、
ってことは「販売価格」に含まれている輸送費っていうのは
どっからどこまでのモノなんじゃい?と不思議に思った。
・・・すべて、流通小売業界の経済の内々であるということですね。
箱代・輸送代を負担してくれる小売業があれば農家は喜んで商品出すよ。
だって「美麗な新品の箱」を望んでいるのは、農家じゃないんだもの。
なんでそんなモンに金払わないといけないの?
でもって、最終到着地のスーパーでその箱の扱いってば、
足で解体されてゴミ扱いなんじゃないの?
↑これは実態知らないからそうでなかったらゴメンなさい
何度も書きますが、このモノに対してお金払っているのは「農家」なんです。
少なくとも生産者は、商品が傷まない状況で送れるのならなんでも構わないのに。
リサイクルできねぇのかよ、って思っていますわ、本気で。
誰が必要としているの、美麗な箱。
必要としている人が金を払うべきなんじゃ、と思いますが。
それは、一部贈答品の果物なんかを除いたら、消費者でさえない。
(消費者は、キレイな箱に入れたかったら
『箱代・ラッピング代』払ってでもやってもらうよねぇ?)
意味ねーなぁ、と思います。
だから、
生産者側の「お困り」の相手は
消費者ではなく、流通業界だよね、きっと。
高い野菜代に困っているのは消費者で、
もちろん生産者にも、この品薄時だから高値で卸していて
それも価格に反映されるのは、当然のこととは思うけれども、
そういうことで売れないのなら、
流通の側がもっとふんばって何等かの工夫をしたらいいのにね?
だって彼らは、商品を売ることで、諸費用を回収できる手段があるのだから。
コメント
私が、というより主人が贔屓にしてる園芸店。
都内の三鷹にあります。
まだ、自前の農地を持っていて、花だけでなく野菜も売ってるのです。
八百屋さんの半値。 しかも、畑から抜きたてだから、超新しくて柔らかい。
小松菜も100円で、スーパーのモノとは量も倍。
あまりに、主人が美味しいと連呼するので、スーパーで購入したら、同じ100円でも、量は1/2。
がっかりでした。
私たちは、形は劣っていても、安くて新鮮な野菜が食べたいですよね~。
ちょっと傷んでいるからと、サトイモを二袋、おまけでくれました。
広げてみたら、十分、食べられる。 なんか、気持ちもほっこり! その日はニコニコでした。(笑)
消費者側に交通費がかかってしまいますが、鮮度の良さとスーパーの価格との違いを考えたら・・・あまり損もしないのかもしれません。
消費者と顔を合わせて「美味しかった」と言ってもらえることが何よりのご褒美だと義父母は申しておりますし、お互いにほっこりニコニコになるのなら言うことないですよねぇ。
近郷農家とのお付き合い、無理のない程度で続けて下さいね、他人事ではありますが、なんだかお話し伺って、嬉しい気持ちになりました。