義務と権利との乖離がヒドいんじゃないの、といつも思うのですよ。
80代の奥様が介護していた90代のご主人が列車事故で亡くなって、
JRが損害賠償請求。
損害受けたJRの立場はわからなくはありません。
だから賠償が欲しいのは企業としては当然。
ですが・・・
結局
(この情報自体が間違っていたら指摘して下さいね？
昨日の報道を見ていたらそう受け止めた私です)
「高齢の奥様が目を離さず介護することは難しい」
「長男は遠方に住んでいて、管理義務者ではない」
という理由で、賠償責任なし、
となったと聞きました。
高齢じゃなくたって、24時間目を離さずにいることなんてとんでもなく負担です。
介護者は、ロボットではありません。
夜になれば眠りたいし、お風呂にも入りたい。
それもせずに見守れ、などと、
その方の人間としての尊厳を揺るがすほど、無謀な要求ではないでしょうか。
今回の場合、「ご長男」しか出てこず、
しかもそのご長男の奥様が、ご実家に(自宅を離れて)義理のご両親と近居して
介護のお手伝いまでしていらして、
そんな、ものすごーーく全面的に介護に協力的なご一家でも、これ、です。
こんな事件は起きてしまうのです。
この事例、
ご夫婦にもっとたくさんのお子さんがいらして、
介護に対する温度差があった場合はどうなるんでしょうね？
とつい考えてしまいます。
うちの近くに鉄道はないからJRから賠償金請求されるような事態にはならないと思いますが、
同居人は「見守りを怠らずに行う」義務があるって言ってる？！
もし義父母のどちらかが理解力不足に陥って何かコトを起こしたら
請求は私にくるということですかね？
・・・同居、だから。
えー？それだとなんだか割に合わない。
なーんにも「権利」はないのにですか？
「一緒に暮らす」ことで長年溜めたのはストレスだけですが？(苦笑)
義務だけ押し付けられるとはこれいかに？
この判例ではわからないですが、
もしものときには金銭的には相続権のある人のみが権利割合と同様割合で責任を負う、
じゃないんですよね？
「監視義務管理者」←日本語表現違っているかと思います
成年後見人のような方と、介護者に責任が回る、って受け止めたんですが、私は。
「身近で介護している人」
が相続権利のある人ばかりじゃない、っていう点はどうなの？
まぁ、財産を持つ親ばかりではない世の中でもあり、
いろいろとケースが多すぎて法令化しにくいことはわかりますが、
いざ「亡くなった」で権利を主張する輩が
「生きているとき」の義務をちゃんとしていないから、という理由で
権利が減らされるということもないわけで・・・。
「財産」ではないけれど、介護はその手の会社に行けば
「給与」という対価を与えられる「労働」であるわけで、
それは形はなくとも、価値があるものなのではないか、と思えば
マンパワーは提供し続けているのに、
それは一切評価されない、っていうのがね。
ちょっと違うのでしょうが、
専業主婦が離婚して財産主張したとき、
「あなたは働いていなくて収入がなかったから」
という理由で、預貯金の分与割合が減ったりはしません。
「家事労働」「家を守る主婦」という「労働」は
「家庭」というものを保つ一つの柱として評価されているってことなんでしょう？
・・なのに介護はなぜ評価されないんだ？
なのに「義務」だけが加算されちゃうっていうのは
不平等すぎるんじゃないでしょうか？
「目に見えない財産」
に対する評価、低すぎることないですかね？にっぽんという国は。
時代に沿っていないんだと思えて仕方がないのですよ。
「親には恩義があるから面倒みてあげたい」
とどこかで思っても、
「でも24時間監視責任なんてまっとうできない、
だからムリ」
なんて人、山ほどいるはず。
こんな裁判が報道されたら二の足踏むよ。
実際、今、私、ヤだなぁ、負担だなぁって思ってますよ。
だってね？
長男の介護している間に
義両親に何かあったら？
それでもまだ私を悪くいう？いえるの？
・・・でも、言われちゃうんでしょ？
だって「同居してる」んだもん、当然見てるでしょ？見てなかったの？って具合に。
だったらやっぱり・・・と考えるの、自分と子どもを守ろうと思うの、
当然じゃないかなぁ・・・。
「介護を引き受ける方は心優しい人が多いから」
って昨日TVのコメンテータの方がおっしゃっていて
だから、とにかく、賠償責任ありの判決が出なくてよかった、って
それは事実なのだろうけれど、
だからといって、その優しい方々の人生や生活が
押しつぶされちゃうのを是とするのは絶対に違うでしょう？
なんだか納得いかなくて。
「介護離職ゼロ」なんて方針を掲げた政府は
この事態をどう考えているのでしょうか？
24時間監視を求められる人が
どうやって社会人するんでしょうか？
いろいろと、あれこれがかけ離れすぎてませんか？
80代の奥様が介護していた90代のご主人が列車事故で亡くなって、
JRが損害賠償請求。
損害受けたJRの立場はわからなくはありません。
だから賠償が欲しいのは企業としては当然。
ですが・・・
結局
(この情報自体が間違っていたら指摘して下さいね？
昨日の報道を見ていたらそう受け止めた私です)
「高齢の奥様が目を離さず介護することは難しい」
「長男は遠方に住んでいて、管理義務者ではない」
という理由で、賠償責任なし、
となったと聞きました。
高齢じゃなくたって、24時間目を離さずにいることなんてとんでもなく負担です。
介護者は、ロボットではありません。
夜になれば眠りたいし、お風呂にも入りたい。
それもせずに見守れ、などと、
その方の人間としての尊厳を揺るがすほど、無謀な要求ではないでしょうか。
今回の場合、「ご長男」しか出てこず、
しかもそのご長男の奥様が、ご実家に(自宅を離れて)義理のご両親と近居して
介護のお手伝いまでしていらして、
そんな、ものすごーーく全面的に介護に協力的なご一家でも、これ、です。
こんな事件は起きてしまうのです。
この事例、
ご夫婦にもっとたくさんのお子さんがいらして、
介護に対する温度差があった場合はどうなるんでしょうね？
とつい考えてしまいます。
うちの近くに鉄道はないからJRから賠償金請求されるような事態にはならないと思いますが、
同居人は「見守りを怠らずに行う」義務があるって言ってる？！
もし義父母のどちらかが理解力不足に陥って何かコトを起こしたら
請求は私にくるということですかね？
・・・同居、だから。
えー？それだとなんだか割に合わない。
なーんにも「権利」はないのにですか？
「一緒に暮らす」ことで長年溜めたのはストレスだけですが？(苦笑)
義務だけ押し付けられるとはこれいかに？
この判例ではわからないですが、
もしものときには金銭的には相続権のある人のみが権利割合と同様割合で責任を負う、
じゃないんですよね？
「監視義務管理者」←日本語表現違っているかと思います
成年後見人のような方と、介護者に責任が回る、って受け止めたんですが、私は。
「身近で介護している人」
が相続権利のある人ばかりじゃない、っていう点はどうなの？
まぁ、財産を持つ親ばかりではない世の中でもあり、
いろいろとケースが多すぎて法令化しにくいことはわかりますが、
いざ「亡くなった」で権利を主張する輩が
「生きているとき」の義務をちゃんとしていないから、という理由で
権利が減らされるということもないわけで・・・。
「財産」ではないけれど、介護はその手の会社に行けば
「給与」という対価を与えられる「労働」であるわけで、
それは形はなくとも、価値があるものなのではないか、と思えば
マンパワーは提供し続けているのに、
それは一切評価されない、っていうのがね。
ちょっと違うのでしょうが、
専業主婦が離婚して財産主張したとき、
「あなたは働いていなくて収入がなかったから」
という理由で、預貯金の分与割合が減ったりはしません。
「家事労働」「家を守る主婦」という「労働」は
「家庭」というものを保つ一つの柱として評価されているってことなんでしょう？
・・なのに介護はなぜ評価されないんだ？
なのに「義務」だけが加算されちゃうっていうのは
不平等すぎるんじゃないでしょうか？
「目に見えない財産」
に対する評価、低すぎることないですかね？にっぽんという国は。
時代に沿っていないんだと思えて仕方がないのですよ。
「親には恩義があるから面倒みてあげたい」
とどこかで思っても、
「でも24時間監視責任なんてまっとうできない、
だからムリ」
なんて人、山ほどいるはず。
こんな裁判が報道されたら二の足踏むよ。
実際、今、私、ヤだなぁ、負担だなぁって思ってますよ。
だってね？
長男の介護している間に
義両親に何かあったら？
それでもまだ私を悪くいう？いえるの？
・・・でも、言われちゃうんでしょ？
だって「同居してる」んだもん、当然見てるでしょ？見てなかったの？って具合に。
だったらやっぱり・・・と考えるの、自分と子どもを守ろうと思うの、
当然じゃないかなぁ・・・。
「介護を引き受ける方は心優しい人が多いから」
って昨日TVのコメンテータの方がおっしゃっていて
だから、とにかく、賠償責任ありの判決が出なくてよかった、って
それは事実なのだろうけれど、
だからといって、その優しい方々の人生や生活が
押しつぶされちゃうのを是とするのは絶対に違うでしょう？
なんだか納得いかなくて。
「介護離職ゼロ」なんて方針を掲げた政府は
この事態をどう考えているのでしょうか？
24時間監視を求められる人が
どうやって社会人するんでしょうか？
いろいろと、あれこれがかけ離れすぎてませんか？
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