せきにん

とにもかくにも、末っ子の行動に頭を痛めている。

計画というものが全くといっていいほどできない。
８月３１日、悲壮な顔つきで机に向かう学生がいかほどいるかは知らないが、
我が家に１匹いるのは毎年のことだ。

「ご家庭でもちゃんと見てくださいね」
と云われても・・・何を見ろと？

口で言って促して、外に連れ出し、
誘惑をシャットダウンし、ドリル類をやらせて、
とそこまではやってみた。

けれど、一人きりで自分と３人の子どもを養う親である。
ずっとヤツの様子ばかり伺うわけにもいかず、
仕事に出ている間は放置になるし、
そんなの当たり前で・・・
その当たり前の時間にちゃんとやっていれば・・・。

なんでそれができへんのやろ？

そこまで親が管理するのが責任なのか・・・
気が重いわ。
でもやらないとダメなんでしょう。
２学期からは過保護に強制捜査の毎日を送ろう。


真ん中は、「宿題は？」と尋ねれば
「やってるってば」と怒鳴り返す歳相応の反抗的態度を見せるものの、
それなりに期日にはちゃんと間に合わせてくれる。
だから半ばじゃれるように「宿題やったー？」なんて尋ねたりするのだけれど、
末っ子の場合はギャグにならない。

・・・特にコイツら、区別して育てたわけではない、と思うんだけど。

動物に対して優しいコで、
私にも対して反発はせず、気配りを見せてくれる。
ドリルをしている様子を見れば、スピードはないものの理解力がないわけでもなく、
反抗したり悪ぶっているわけでもない。

結局ないのは「忍耐力」と「持続力」「集中力」
そこまでは判るんだけれども。

「やらなくちゃ」が「忍耐力」の元になり、
「あとすこし」が「持続力」の背を押すはず、
そういう感性が全くない、わけでもないのだが
とにかく「計画」を立ててない。

怒鳴ったところで多分、右から左のどこ吹く風。
まぁ、10歳までならともかく、
中学生にもなって怒鳴りつけてやるくらいなら最初からやるはず。
反感を買うだけで、逆効果になると思うからその方法はとらない。

はてさて、ではどうアプローチしたもんだか。

「母子家庭だからしつけうまく行ってないんじゃないの？」
小中学生が事件に巻き込まれると、そういう発言をよく見かけて、
あんまり自覚がないけれど（苦笑）
実は今の私もそのカテゴリにいるわけで。

でも、確かに
頑張ってもどうしようもなく手が足りないこともある。
それは認める。

・・・ダンナがいたから、改善したとも思えないけれど。