長期入院していると、病棟の看護師さんとも顔見知りになります。
日夜、半分ボケ始めているご老人を主に相手なさっているから
あしらい方もお上手で、
あぁ、こんな風に接するんだな、と都度勉強させて頂いております。
去年、長期入院をした母がいうには、
「まぁ、大人を相手にしている、って感じじゃなくて、
幼児に強く言い聞かせてる、って喋り方が普通になってはるみたいよね」
母は整形外科的入院だったので、
脳性の病気で入院された方とは違い意識レベルはまったくの常人、
だからその対応を最初は「小馬鹿にされたよう」と感じてイヤだったらしいけれど、
まぁ、それが習い性にもなりますよね。
リハビリ系の病院は多少認知の入った患者さんを主に受け入れることが多いのだから尚のこと。
長男の病院では土地柄、いわゆるノリの良さを持った看護師さんが多いけれど
多分学生のときは真面目系で、学級委員にはならないけれど、
図書委員や文化、生活委員にいつも推挙されていたんだろうなぁ、ってタイプの方がおられたり(きっとこの人はナイチンゲールに憧れて看護師になったに違いない)
すっごく日焼けしておられるので、ご趣味はマリンスポーツですか?って尋ねたら
いや、違うの、ボディビルやってるの、今度大会出るのよ、なんて人がいたり(笑!)
でも多分ベテランだろうな、と思われる方に共通するのは
判断が早くて
相手をあしらいながら、それでもちゃんと自分の意思や感情をガッツリ伝えて
そして「ケラケラと笑う」ことがお上手な方が多い
ってことでした。
感情を押し殺しておられる部分も当然あるのでしょうが、
とにかく あっけらかん としている感じを受ける方が
一番頼もしく思えるのはなんでなんだろう・・・・。
で。
過日、長男の足の傷に対応して下さった看護師さんは
それまでその病棟で見かけたことのない方でした。
人当たりの感覚はソフトでいい感じ。
けれど。
「お母さん来るとやっぱり嬉しそうですよね」
ここまではいい。
「毎日お母さん来たらいいのにねぇ」
と子どもに語りかける、これは親の前では絶対云ったらあかん台詞。
電車で20分以内で通院できて、他に子どもがいないお母さんならいいかもしれないよ?
でもそんな家庭ばかりじゃないってことは覚えておかなくちゃ。
そしてそも、この病院に入院させる親って、それでも入院させ治療させたい、という程度の愛情を子どもに持っていることが多いわけで。
「毎日来れるもんなら来たい、でも・・・」
ってジレンマを抱えている親には、心の傷に塩を塗りこまれたかのように感じる。
案の定、というか。
この看護師、傷の手当は普通にこなれてたけれど、
装具を履かせる手つきも、手順もむちゃくちゃで。
あぁ、障害児の扱いには全然慣れてないんだな、ってまるわかりだった。
・・・この病院に在籍したいなら、もう少し、
「障害児」との対応だけじゃなく
「障害児を懸命に育てようとする家族」に対する配慮も勉強しなくちゃダメだよなぁ
と、
ゆるゆるで意味のない履き方をさせられた装具をきっちりと締め直しながら
生ぬるい目で看護師さんの動きを目で追っていた私。
この病院、リハビリで有名で、
トレーナーの先生方は本当に宝物のごとく、慎重に大切に患者さんを扱うのですが。
看護師さんは「日常生活」だよね?
え?そっち手術したのに、そっち側を下にしてオムツ換えますか?
PTからこうしろって指示が写真図解入りで枕元に貼ってあるのに全く無視ですか?
そして看護師さんはセラピストとは違い「その患者に対して行う活動」に対して時間が決まっているわけでもない。
だから、扱いはぞんざいだと知った(笑)
責めないけど。
でもなぁ、とも思う。
せめて、セラピスト指示くらいはちゃんと見て従おうよ・・・。
*--
介護分野の人材不足を解消するために、
この分野の資格試験で取得がカンタンなものを創設する、なんていってる。
・・・うーん?
確かに
「資格があるから手当がもらえる」
というのは現実社会にあるけれど
「カンタンな資格しかとれない」実力しかない人は
「カンタンなコト」しかできない人ってことではないの?
そして「カンタンに取れる」とわかっている資格に対して
資格手当などつくはずもない。
となると。
される側の希望は全く無視され、
やる側の劣化を増長させるだけ、なんじゃないの?
ちゃんとした国家資格である看護師でさえこの程度なんだもの。
そうじゃなくて。
やる気のある、実力もある介護員をどう育てるか、どうキープするか。
人集めをすることより、人を根付かせるにはどうすればいいか。
そこが大事なんじゃないの?
取りやすい資格を作って、まず仕事をさせてみるのは確かに間違いじゃないけれど、
それだって定着しなくちゃ、結局根本解決しませんよね?
日夜、半分ボケ始めているご老人を主に相手なさっているから
あしらい方もお上手で、
あぁ、こんな風に接するんだな、と都度勉強させて頂いております。
去年、長期入院をした母がいうには、
「まぁ、大人を相手にしている、って感じじゃなくて、
幼児に強く言い聞かせてる、って喋り方が普通になってはるみたいよね」
母は整形外科的入院だったので、
脳性の病気で入院された方とは違い意識レベルはまったくの常人、
だからその対応を最初は「小馬鹿にされたよう」と感じてイヤだったらしいけれど、
まぁ、それが習い性にもなりますよね。
リハビリ系の病院は多少認知の入った患者さんを主に受け入れることが多いのだから尚のこと。
長男の病院では土地柄、いわゆるノリの良さを持った看護師さんが多いけれど
多分学生のときは真面目系で、学級委員にはならないけれど、
図書委員や文化、生活委員にいつも推挙されていたんだろうなぁ、ってタイプの方がおられたり(きっとこの人はナイチンゲールに憧れて看護師になったに違いない)
すっごく日焼けしておられるので、ご趣味はマリンスポーツですか?って尋ねたら
いや、違うの、ボディビルやってるの、今度大会出るのよ、なんて人がいたり(笑!)
でも多分ベテランだろうな、と思われる方に共通するのは
判断が早くて
相手をあしらいながら、それでもちゃんと自分の意思や感情をガッツリ伝えて
そして「ケラケラと笑う」ことがお上手な方が多い
ってことでした。
感情を押し殺しておられる部分も当然あるのでしょうが、
とにかく あっけらかん としている感じを受ける方が
一番頼もしく思えるのはなんでなんだろう・・・・。
で。
過日、長男の足の傷に対応して下さった看護師さんは
それまでその病棟で見かけたことのない方でした。
人当たりの感覚はソフトでいい感じ。
けれど。
「お母さん来るとやっぱり嬉しそうですよね」
ここまではいい。
「毎日お母さん来たらいいのにねぇ」
と子どもに語りかける、これは親の前では絶対云ったらあかん台詞。
電車で20分以内で通院できて、他に子どもがいないお母さんならいいかもしれないよ?
でもそんな家庭ばかりじゃないってことは覚えておかなくちゃ。
そしてそも、この病院に入院させる親って、それでも入院させ治療させたい、という程度の愛情を子どもに持っていることが多いわけで。
「毎日来れるもんなら来たい、でも・・・」
ってジレンマを抱えている親には、心の傷に塩を塗りこまれたかのように感じる。
案の定、というか。
この看護師、傷の手当は普通にこなれてたけれど、
装具を履かせる手つきも、手順もむちゃくちゃで。
あぁ、障害児の扱いには全然慣れてないんだな、ってまるわかりだった。
・・・この病院に在籍したいなら、もう少し、
「障害児」との対応だけじゃなく
「障害児を懸命に育てようとする家族」に対する配慮も勉強しなくちゃダメだよなぁ
と、
ゆるゆるで意味のない履き方をさせられた装具をきっちりと締め直しながら
生ぬるい目で看護師さんの動きを目で追っていた私。
この病院、リハビリで有名で、
トレーナーの先生方は本当に宝物のごとく、慎重に大切に患者さんを扱うのですが。
看護師さんは「日常生活」だよね?
え?そっち手術したのに、そっち側を下にしてオムツ換えますか?
PTからこうしろって指示が写真図解入りで枕元に貼ってあるのに全く無視ですか?
そして看護師さんはセラピストとは違い「その患者に対して行う活動」に対して時間が決まっているわけでもない。
だから、扱いはぞんざいだと知った(笑)
責めないけど。
でもなぁ、とも思う。
せめて、セラピスト指示くらいはちゃんと見て従おうよ・・・。
*--
介護分野の人材不足を解消するために、
この分野の資格試験で取得がカンタンなものを創設する、なんていってる。
・・・うーん?
確かに
「資格があるから手当がもらえる」
というのは現実社会にあるけれど
「カンタンな資格しかとれない」実力しかない人は
「カンタンなコト」しかできない人ってことではないの?
そして「カンタンに取れる」とわかっている資格に対して
資格手当などつくはずもない。
となると。
される側の希望は全く無視され、
やる側の劣化を増長させるだけ、なんじゃないの?
ちゃんとした国家資格である看護師でさえこの程度なんだもの。
そうじゃなくて。
やる気のある、実力もある介護員をどう育てるか、どうキープするか。
人集めをすることより、人を根付かせるにはどうすればいいか。
そこが大事なんじゃないの?
取りやすい資格を作って、まず仕事をさせてみるのは確かに間違いじゃないけれど、
それだって定着しなくちゃ、結局根本解決しませんよね?
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